鳴海とミナちゃんです!

1993年・未分化

所感

別の小説でミナちゃんと鳴海の絡みは書いてもう満足した気になっていたのですが、13巻読み直したら流石にまだ足りないなと思ってパッと書きました。

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……と思いましたが、こちらで「ちょっと寝かせてから書き切る」ことの気持ちよさに気付いてしまい、敢えて今回も一晩寝かせました。公開日は11/23です。いい兄さんの日だ!

とりあえず頭からお尻まで書ききるのに3時間で、初めは7500字くらいあったと思います。

ただ、例のごとく書きたいところから書く方式でいったため、読み直してみると途中でちょっと苦しい?というか、違和感を感じるところがありました。

初めは以下の流れにしようと思っていました。

鳴海が長谷川のベンチコートをパクる

鳴海が自分のコートを取りに行く

デカい長谷川のコートは鳴海に着せ、比較的小さい鳴海のコートはミナちゃんに(左手に剣を右手に盾を)

これは単純にハセナルの女としてのただの趣味だったのですが、身動きも取れないほどに体調の悪い子を差し置いて自分の上着をのんびり確保しにいくほど、鳴海も自分勝手ではないかなと思ったのです。腐っても人を守る仕事に就いているので……。

ということで、余分に設けた一晩で中盤の1000字ほどはまるっと書き直しました。

それに伴って削れる場面があったので、そこを削って最終的には6500字ほど。この世で最もちょうどいい字数。ありがたい話です。

タイトル

鳴海の年齢を2020年時点で27歳と仮定して、1993年が生まれ年になる(よね?)ので、その年の初め頃だったらまだ受精卵の分化が始まっていないタイミングがあって……、というところからです。性差ってどこから始まるんでしょうねーというふわっとした発想です。

私は男女合同での運動部にしか所属していた経験がないのですが、案外そんなところでも男女の隔たりは大きいものです。距離が近いからこそ互いに隠しておきたいこともありますし。

どんなに距離が近くても、女の子のほうが背は低いですし、腕っぷしでも劣るのが基本です。それでも男の子にとってみれば、訓練や練習において自分たちと同じメニューをこなしている女の子を見て「弱いから守らなければならない」なんて思考が芽生えるほうが珍しい気もします。